トイカメラの教科書第68回「チェキ「instax mini 90 ネオクラシック」の撮影方法」


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こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。コラムも68回目。何を書こうかと毎回考えるのですが、今回はフィルムカメラだけど、僕的には同じククリではない、最近ブームのチェキについて書いてみようと思います。

新発売のフィルムカメラって、ほぼインスタントカメラですからね。NATURA CLASSICAみたいなコンパクトフィルムカメラも作って欲しいです。

昔のチェキは撮るだけでしたが、最近は多重露光などいろんな機能が付いています。『撮影した画像を加工してからプリント出来るチェキ』もあるのですが、それって何か違うなーって思ってしまいます。サイズは真四角だしインスタの流れですかね。そういうことが出来ない不便さが魅力なのにな。

昨年末ですが、なぜか『チェキを撮る写真家』で地上波のニュース番組に出たことがあります。実際はあんまり撮っていないのですが、富士のチェキ「instax mini 90 ネオクラシック」の発売前に実機撮りをさせて頂いたこともあって、検索で引っ掛かったのかなと思います。撮影しているロケ風景を撮られた後は、インタビュー形式でいろいろ話したのですが、使って欲しかった写真と多重露光の話はバッサリいかれました(笑)。

そんなあまり撮ってない&現像所の必要ないチェキではありますが(笑)、チェキからフィルムを本格的にはじめる方もいると思うので、そうなればいいなーって想いで書いていきます。

僕は「instax mini 90 ネオクラシック」しか持っていないのですが、ロモやライカのインスタントカメラにも同様の機能があります。外観は丸々したこれまでのチェキとは違い、カメラっぽい形で男性が持っていてもお洒落ですね。

チェキの魅力は撮った瞬間に写真が見れることです。サイズは小さめ。僕はポラロイドのサイズの方が好きですが、よりコンパクトさを求めたということですね。

ちなみにポラロイドとは社名です。チェキはポラロイドカメラではなく、インスタントカメラになりますね。

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◆画面サイズ
チェキ: 62×46mm
ポラロイド:79×76mm

□接写
基本的にはシャッターを押すだけのカメラですが、接写も可能です。接写といっても30cm程度なので、割と遠いです(笑)。それでも古いチェキは専用の接写レンズを装着する必要があったので、便利ですね。お花にも少し寄って撮影出来るようになりました。

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□長時間露光(バルブモード)
昔のチェキでは夜景を撮ると真っ暗になりがちでしたが、長時間露光も可能になりました(最長で10秒)。フラッシュを使わず、暗い場所や夜景の撮影も可能になりました。

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□多重露光
僕的にはこれが一番嬉しい機能ですね。その場でシャッターを二回切ることが出来ます。二回目を撮影すると写真が出てきます。
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黒のビニールテープでレンズを半分隠し、分割して撮影すると(一枚目は下半分を隠して、二枚目は上半分を隠して撮影など)、さらに不思議な世界を作り出すことも可能です。

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こちらは左右で分けています。左を隠して右に子供を、右を隠して左に子供を。カメラを動かさずに撮ると左右が自然に繋がりますので、三脚を使いましょう。

□フィルターで色味を変える
チェキのフィルムはそれのみです。変な言い方ですが、35mmフィルムみたいにリバーサルやネガがある訳でもなく、フィルムによって色味を変える楽しさを味わうことが出来ません。なので、カラーフィルターを使います。
以下は、オレンジのフィルターでノスタルジー感を出しました。

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□ハイキーとローキー
露出補正ですね。明るく撮ったり、暗く撮ったり、自分好みの明るさで撮ることが可能です。多重露光の時は二枚重ねるので明るくなってしまうことがあるので、ローキーで。フィルター使って撮影すると暗くなるので、ハイキーで撮ります。シーンによって使い分けることで幅広い撮影が出来るようになりました。

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以上になります。とまぁ、ほぼ説明書に書いていることなんですけどね。購入しないと知り得ない部分もあるかと思いますので、書いておきました。

インスタントカメラは楽しいけど、もうちょっといい描写がいいな0、という方はぜひぜひ本格的にフィルムカメラをはじめてみて下さい。コスト的にはそんな変わりません。さらに写真の世界が広がることは間違いありませんよ。


【東京WS】続・ノスタルジックが止まらない

・11/3(金) 13時016時 「高感度フィルム」で谷中銀座
・11/4(土) 13時016時 「期限切れフィルム」谷中散策
・11/5(日) 13時016時 「70’s SUMMER」or「Deep color100」

三連休で開催。フィルムカメラを使って東京下町レトロの谷根千(谷中・根津・千駄木)エリアを散策します。撮影前にはレトロな描写をするフィルムの紹介や、フィルムの面白さを講座します。

【料金】 5,500円 (税込み) 2日の方は10,500円。 3日の方は15,000円。
【料金に含まれるもの】フィルム+現像+データ化(16BASE)。

詳細・お申込みはコチラ
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東京(鴬谷)展示】パラレル宝箱
・11/3(木)~11/30(木) 入場無料

11/3(木)より、鶯谷にあるレンタルボックスギャラリー「気持ち太極拳・繊維街文化堂」にて約一ヶ月間の展示がスタートします

5つのレンタルボックスにて、5つの世界を創り出します。壁面にも少し展示を致します。バックハンガーやコンパクトミラー、ブローチやリボンバレッタなどのオリジナルグッズ。その他、パトローネキーホルダー、写真をプリントした革に張り替えたLOMO LC-A(革のみの販売も予定)の販売など、全てのグッズに写真を使用しているので、平面以外でも堪能して頂けるかと思います。
・アクセスはコチラより。
*郵便局の前、美容室の隣。「もしかしてここ?」ってビルの二階です。細い階段を上がって右側になります。→GoogleMAP

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【大阪WS】
大阪では毎月(木・日曜)ワークショップを開催中です。ぜひチェックしてみて下さいね。

□年内のワークショップ

・10/ 9(月) 光漏れフィルムorレッドスケール制作
・10/10(火) 日本未発売のフィルム「Retro Chrome」を使ってみよう
・10/11(水) 使い捨てカメラからモノクロをはじめてみよう
・10/13(金) ゆるふわ写真の撮り方(和泉リサイクル公園)
・10/14(土) 多重露光の基礎とコツ


・10/29(日) フィルムで操る色彩(神戸異人館)
・11/19(日) カメラシャッフル(中之島バラ園)
・11/16(木) カメラシャッフル
・12/17(日) 被写体の捉え方(淀屋橋)
・12/21(木) 被写体の捉え方

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雨樹 一期(あまき いちご)
1977年生まれ。大阪出身のプロ・トイカメラマン。観覧車写真家。トイカメラならではの色彩と、淡く鮮明な表現を自在に操り、写真を通してどこか懐かしくポエティックな視覚世界を表現する写真作家。東京ドーム『SPA LaQua』にて環境映像作品「心の観覧車」の上映。WEBや雑誌にてトイカメラコラムの連載。携帯のきせかえツール、スマートフォンのきせかえカレンダーへのコンテンツ提供。電子書籍の出版。東京、大阪、パリで写真展の開催。トイカメラ講師など、幅広い活動を展開中。書籍に「しあわせの観覧車」「一期一会」など。

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