トイカメラの教科書第62回「もう写真をやめよう、最近撮らなくなった。そんな時に読んで欲しいコラム。」


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こんにちは、雨樹一期です。撮影日和の春です。写真好きなら、毎日でも撮りに行きたいですよね。
さて。今の時代、写真は誰でも撮れます。だから気軽にはじめることが出来る芸術(趣味)です。絵を描いている人よりも、写真を撮っている人の方が多いですよね。みなさん楽しく撮られています。そこで今回は趣向を変えて、そんな写真をやめない為のコラムになります。
趣味としてはじめた写真。すごく楽しそうに撮っていた方でも、1年後に会ったらやめている。ということも珍しくはありません。
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もそもそんな好きではなかったのならいいのですが、好きだけどやめてしまった、なんてこともあります。やめないまでも、あまり撮れなくなったというのは誰もが通る道かもしれません。
その理由で多いのは、『否定された』・『真似をされた』・『忙しい』です。


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写真の交友世界は意外と狭いです。まわりまわってSNSで繋がっています。人間、性格なんてバラバラです。みんながみんな仲良くなんて出来ません。デジタル派とフィルム派でのバトルもあります。
フィルムで楽しく撮っているのに、それをダメだとか、無意味だとか、わざわざ言う人もいます。そういうのが面倒くさくなって、なんとなく撮ることから遠ざかることがあります。
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また、続けていくことで、少し仕事に繋がったり、雑誌に掲載されたり、評価されてくると嬉しいのですが、作風を真似されることがあります。それが繋がりのある方だったりします。Facebookなどで真似写真が公開されていると、モヤモヤします。撮ってもまた真似されるかも…だから私は公開するのをやめとこう。なんて感じで撮ることから遠ざかる。
今は「まとめサイト」みたいなところで勝手に使われることも多い時代ですよね。割と人気のサイトも無許可で使っています。使って貰えて嬉しいと感じる方はいいのですが、自分が苦労して撮った写真をビジネス目的で無断使用されているわけですからね。これもモヤモヤします。
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もう一つは忙しくて撮らなくなるパターンです。趣向どころじゃないって感じです。ここに関しては仕方ない部分もありますが、たくさん撮っていた頃の元気さが無くなっている気がします。多忙過ぎると疲れちゃって、心に余裕もなくなります。でも、本当は撮りたいと思っています。


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否定された時
『フィルムなんてお金がかかるだけ』、『デジタルで撮って加工すればいい』。楽しく撮って、楽しく写真の話をしているのに、それをわざわざ否定してくる。あるあるですね、本当によく耳にします。
楽しみ方や目指す世界観なんて人それぞれです。そんな人と無理に関係を続ける必要ありません。そのことが他のSNSの繋がりにも影響するかもしれない、って考えも必要ありません。
本当に写真が好きなら、一人で撮っていても楽しいです。すぐにまた別の繋がりができます。現に、僕の周りにはそんな方はいません。みんな楽しく撮っています。撮影場所を占領したり、花畑に花を踏みながらズカズカ入ったり。そんなマナー違反する人もいません。だから、僕も楽しむことが出来ています。
ですので、そんな悩みがある方はとりあえず僕と繋がって下さい。少なくとも僕は否定しません。「マナーは守りつつ、後は自由に楽しもう!」です。
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真似をされたとき
これはモヤモヤしますよね。自分が時間をかけて発見したものを、横から攫われるような感じです。
でも、違う側面から見ると、真似したくなるレベルということです。羨ましいんです。だから凄いことです。「良かったね!」と褒めてあげたいです。
全てのはじまりは真似事です。そこから自分なりを見つけていきます。真似ばかりしている人もいますが、ホンモノには敵いません。
なによりも、上達したからこそ味わえる〝ステップアップ〟の時期かもしれません。
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忙しくて撮れなくなった時
これは僕もあります。もう疲れちゃって撮るという行為にならない、いろいろあって凹んでいる、モチベーションが保てない。これはアンテナが張られていない状態ですね。そんな時は無理をせず、ゆっくりと上げていきましょう。
どれだけ忙しくても、写真一枚くらい撮れますよね。そこからはじめるのがいいと思います。「一枚だけ絶対撮る、でも一枚以上は撮らない」。これを数日やるだけで、少しずつアンテナが立ってきますよ。『今日はもう一枚撮りたいな』って。こんな単純なことで楽しさを思い出します。
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なぜこういうコラム内容にしたか?
せっかく見つけた「好き」を、外からの影響でやめる必要はありません。ずっと続けていって欲しいなぁって思っています。そんな好きがあるだけで、人生はちょっぴり豊かです。それを享受出来る場所も必ずあります。
続けていくことで、『自分にだって写真で表現出来ることがあるかもしれない』って思うこともありますよね。それはとてもステキなことです。僕もそうだったので、何らかの影響で写真をやめちゃうのは勿体ないと思っています。
今回はテクニックや撮り方ではないですが、誰かのお役に立つことが出来れば嬉しいです。いまは楽しく撮っているという方でも、いつかちょっと悩んだりした時は、このコラムを思い出して下さいね。
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私事ですが、執筆段階で決定していることはありませんので、HPやブログの宣伝を少し。

雨樹一期写真事務所

ペットとの家族撮影や、カメラの個人レッスン、撮影とセットのHP制作などをやっています。個人レッスンでは、今回のコラムに書いたような撮り方だけではなく、取り組み方や考え方などのお話もしています。

また、ショップにてオリジナル写真に張り替えたLOMO LC-Aの販売などもしています。
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雨樹 一期(あまき いちご)
1977年生まれ。大阪出身のプロ・トイカメラマン。観覧車写真家。トイカメラならではの色彩と、淡く鮮明な表現を自在に操り、写真を通してどこか懐かしくポエティックな視覚世界を表現する写真作家。東京ドーム『SPA LaQua』にて環境映像作品「心の観覧車」の上映。WEBや雑誌にてトイカメラコラムの連載。携帯のきせかえツール、スマートフォンのきせかえカレンダーへのコンテンツ提供。電子書籍の出版。東京、大阪、パリで写真展の開催。トイカメラ講師など、幅広い活動を展開中。書籍に「しあわせの観覧車」「一期一会」など。

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