雨樹一期のトイカメラの教科書 第52回「ノスタルジック写真の撮り方」


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こんにちは雨樹一期です。まずは熊本地震で被災された皆さま、トイラボさんに心よりお見舞い申し上げます。僕は大阪住まいですが、熊本で個展をしたことがあります。そこで出会った方もたくさんいますし、九州には親戚もたくさんいる為、とても心が痛みました。 何か自分に出来ることはないかと探してみるのですが、やっぱり僕に出来ることはこれまでと変わらず、相変わらず写真を撮ったり、教えたりしていくことだと感じています。 まだ日常生活が戻らない方もたくさんいます。だからこそ、今の気持ちを忘れず、自分の活動や仕事が誰かの役に立てるよう、続けていきたいと思っています。 前震の3日後、4/17は尾道でワークショップを開催しました。トイラボさんもご一緒する予定でしたが当然それは叶わず。また機会をつくってご一緒出来ることを願いつつ、今回はそのワークショップのレポート的なコラムに致します。


さて、尾道はなんといってもノスタルジックですよね。そして猫がたくさんいる、という写真好きにはたまらない場所。トイカメラとの相性も抜群です。 ワークショップでみなさんにお配りしたフィルムは2本、メインはこれまでのコラムで何度も出てきている自作の『レッドスケール』です(ローライからは『レッドバード』という名前で販売中)。 僕は時間の都合もあって、このフィルムで撮影出来なかったので、参加者のみなさんの写真をご紹介させて頂きます(笑)。僕が撮った尾道写真は最後にまとめて紹介しますね。 もう1本はコダックの『SUPER GOLD400』です。これは割と販売価格も安く、その割に発色は鮮やかです。安いがゆえにフィルム特有のザラつきが出てしまうのですが、ノスタルジー感はアップします。尾道にとっては、それが逆に利点になるんですよね(笑)。


■ nostalgie red 400

自作したレッドスケールフィルムです。ネットショップで販売をしたり、ワークショップや教室でもお配りすることがあります。特徴としてはオレンジ〜赤が強くなります。オレンジよりも少し赤寄りですね。このフィルムを使って、LOMO LC-Aでレトロな町や建物を撮った時の雰囲気はたまりません。 以下、参加者のみなさんの写真になります。

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いやー、みなさんの写真いいですね!僕が撮って紹介せずとも、ステキな写真が並びました。ありがとうございます。そしてやっぱりこのフィルムは尾道と合いますね。 これからの梅雨時期にもオススメなフィルムですよ。


■ Kodak SUPER GOLD400
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ノスタルジー感はさきほどより薄れますが、これはこれでいいですよね。 それにしてもみなさん上手いですね。同じカメラ、同じ被写体でも、人によって雰囲気が変わるのも面白いです。 『ノスタルジーもいいけど、やっぱりカラーでも撮っておきたいな』、という方にオススメです。 ちなみに僕はHORIZON PERFECTで撮影しました。

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パノラマなので集合写真も横並びで撮影が出来ます。

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こちらも集合写真ですが、さすがに小さくなり過ぎました(笑)。有名ミュージシャンのライブに行った時のサイズ感ですね。


◇ FUJI PROVIA400X(クロスプロセス現像)

本当はこのフィルムもワークショップ内で使いたかったんですよね。ただ、昨年生産終了されてしまい、参加者の本数分手に入れることが出来ませんでした。オークションでは倍くらいの値段で取引されています。 レッドスケールはオレンジ〜赤色のみになりますが、こちらは色のあるノスタルジー。もし手に入れることが出来た方は、ぜひレトロな町で撮影してクロスプロセス現像してみて下さいね!
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◇ Lomography Cine200 Tungsten Film
ワークショップの前日にロケをしながら撮影しました。これまたもう販売はされていませんが、尾道で試してみたかったフィルム。ロモグラフィーにて限定4,000本の販売で、あっという間に完売されました。限定ではなくって、定番で販売されて欲しいですね。
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さて。今回は、尾道に合う(ノスタルジックに撮れる)フィルムをご紹介いたしました。大阪だと空堀商店街、東京だと谷根千エリアと相性が良いですね。ぜひお試し下さい。

最後に私事ですが、大阪のボダイジュカフェにて僕が講師を勤めている「フィルムトイカメラ教室」のグループ展を開催します。もちろん僕の作品も展示いたします。お近くの方はぜひぜひお越し下さい。


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【日程】6/27(月)〜7/11(月) 11時〜18時
【場所】ボダイジュカフェ(扇町)

【参加】ありさわたくや / 安堂真生 / さとみん / 新熊厚美 / 牡丹ちさと/ 雨樹一期
詳細はコチラ


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雨樹 一期(あまき いちご)
1977年生まれ。大阪出身のプロ・トイカメラマン。観覧車写真家。トイカメラならではの色彩と、淡く鮮明な表現を自在に操り、写真を通してどこか懐かしくポエティックな視覚世界を表現する写真作家。東京ドーム『SPA LaQua』にて環境映像作品「心の観覧車」の上映。WEBや雑誌にてトイカメラコラムの連載。携帯のきせかえツール、スマートフォンのきせかえカレンダーへのコンテンツ提供。電子書籍の出版。東京、大阪、パリで写真展の開催。トイカメラ講師など、幅広い活動を展開中。書籍に「しあわせの観覧車」「一期一会」など。

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