【知られざるカメラ】第6回:キャノンオートボーイTELE6


 

オートボーイシリーズの異端児
キャノンオートボーイは、1979年に発売した初代のAF35Mから現在まで60
種類以上も生産されたキャノンの大ベストセラーシリーズです。名前にオート
とある通り、露出、ピント、フィルムの巻き上げ巻き戻しを全て自動化するこ
とで、フィルムカメラを更に身近なものにしました。
このオートボーイシリーズには、電池不要でソーラーパネル搭載の「SE」や、
デザインが斬新的な「JET」等、意欲的なモデルもあります、今回ご紹介する
「TELE6」も、かなり個性的なオートボーイです。

フルサイズと縦撮りハーフサイズで6通り
「TELE6」は、オートボーイシリーズで唯一ハーフサイズが撮影可能なカメラです、
ハーフだけでなくフルサイズもOK。また、名前にある6の意味ですが、このカメラに
搭載されたレンズは2焦点レンズと言いまして、35mmと60mmの2つのレンズを
内蔵(ズームではありませんので中間の距離はありません)、更にオプションのテレ
コンレンズを装着して3つの焦点距離を、フルサイズとハーフの両方、つまり6通り
の焦点距離で撮影を可能にしたので「TELE6」の名前になったのでしょう。

※フルサイズとハーフサイズの切替は黄色のツメを移動します、撮影中の切替は不可。

数少ないオートフォーカスのハーフカメラであり、フルサイズとの切替が可能で、
オリンパスPENシリーズのように縦撮りハーフフォーマット、現在市場で販売して
いるカメラで共通性があるのは、Diana MiniとトイデジのGIZMON HALF Dぐら
いでしょうか?

異彩を放つ珍品
この「TELE6」は、一種独特なカメラです。電源スイッチを入れてもレンズが見えません。
シャッターを押した時のみレンズが飛び出してきます、初めてこのカメラで撮られる方は
少しビックリされると思います。
ただ、スイッチを入れても、レンズバリア内に収まったままなので、スイッチ入れたままなんてこともあります。ちなみに電池は2CR5、約1,500円程しますので、スイッチはよく確認した方がいいですね。

このほかにも、デート機能が面白く、日付の写し込みがハーフでも可能なのが珍しい、そして成長記録という、撮影時の被写体の年齢が写し込めます。また、フィルム装填日を確認出来る便利な?機能もあります。あと、バルブとインターバル撮影やティルトの機能もついています。

※背面、液晶は成長記録(41y 2m→41才2ヶ月)


※ボディ下部からニョキッと突起が出て、カメラを傾けることで
3脚がなくても、セルフタイマーで記念撮影を可能にします。


※フラッシュは発光禁止モードはなく自動発光です、カメラ側
の判断でガンガン発光します。

写りについては、遠景以外はシャープにクッキリ描写します。

リンク:キャノンカメラミュージアム オートボーイ テレ6

(試し撮り)


フルサイズ撮影/Film:efiniti UXi super200
(※近景はしっかり描写します。)


フルサイズ撮影/Film:efiniti UXi super200
(※室内をストロボ自動発光..自然な写りです。)


ハーフサイズ撮影(デート機能ON)/Film:efiniti UXi super200
(※ハーフで連射してみましたが….遠景の描写は厳しい)


ハーフサイズ撮影(モノクロ)


ハーフサイズ撮影(モノクロ)

私が最初に所有したハーフサイズカメラがTELE6でして、モノクロ
フィルムを詰めてよく撮影会等に持っていきました。
ボディも大きめでシャッター音も大きく、無骨な感じながら、きめ細
やかな機能満載の面白いカメラです。
最大の魅力はオートフォーカスによるハーフサイズ撮影ですね。

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